「日本の夏は暑い」と毎年のように言っていますが、最近は「暑い」というより「暑すぎる」と感じる日も増えてきました。
そんな夏の日、ふと気になったことがあります。
「そういえば、暑いのに蚊をあまり見かけないな……」
夏といえば蚊、セミ、カブトムシ。
気温が高くなるほど虫たちも元気になるようなイメージがありますが、どうやら単純に「暑ければ暑いほど活発になる」というわけでもないようです。
蚊も暑すぎるのは苦手?
夏になると気になるのが蚊です。
ところが、真夏の昼間よりも、少し気温が下がった朝や夕方の方が蚊に遭遇するように感じることがあります。
蚊の活動は気温だけで決まるわけではなく、種類や湿度、時間帯、日陰の有無などさまざまな条件に左右されます。
そのため、猛暑になればなるほど蚊が活発になる、という単純な関係ではありません。
日差しの強い場所を避け、草むらや建物の陰などで過ごしていることもあります。
夏の王様・カブトムシも高温は得意ではない
夏の虫といえば、カブトムシを思い浮かべる方も多いでしょう。
「夏の虫だから暑さには強い」と思ってしまいますが、カブトムシも極端な高温を好むわけではありません。
そもそもカブトムシは夜行性です。
昼間の暑い時間帯は木陰などで過ごし、気温が下がる夕方から夜にかけて活動することが多くなります。
子どもの頃、カブトムシを捕まえに行くなら「早朝か夜」と言われたのも、こうした習性と関係しているのでしょう。
セミも一日中鳴いているわけではない
夏の暑さをさらに暑く感じさせるのがセミの鳴き声です。
ただ、セミも一日中同じように鳴いているわけではありません。
種類によって活動しやすい時間帯が異なり、気温や天候などによっても鳴き方は変わります。
朝からにぎやかだったセミが、真昼になると少し静かになり、夕方になるとまた別のセミが鳴き始める。
そんな夏の日の変化も、よく観察してみると面白いものです。
暑ければ暑いほど元気になるわけではない
「夏の虫」というと、暑いほど元気に飛び回っているようなイメージがあります。
でも実際には、虫たちにも活動しやすい環境があり、極端な暑さの中では日陰に移動したり、活動する時間帯を変えたりしています。
人間が「今日は暑すぎて外に出たくない」と思うように、虫たちも暑ければ暑いほど元気になるわけではないようです。
「今年は蚊が少ないな」と思ったら、いなくなったのではなく、私たちと同じようにどこか涼しい場所で暑さをやり過ごしているのかもしれません。
そう考えると、少しだけ夏の虫を見る目も変わってきますね。









